業務でExcelデータを取り扱う中で、こんな悩みはありませんか?
- 電話番号の形式がバラバラでエラーになる
- 日付やIPアドレスの形式ミスでシステム登録ができない
- 毎回、目視で確認していてミスや手間が多い
そんな課題を解決するのが、今回ご紹介する「書式検証ツール」です。Djangoベースで開発された本ツールは、申請書やマスタ登録用データを事前にチェックし、不正な書式を自動で検出します。
https://jimumichan.com/format_checker/
このツールでできること
機能 | 概要 |
---|---|
Excelファイルのアップロード | .xlsx ファイルを読み込み、チェック対象として処理 |
書式プリセットの選択 | 電話番号・日付・IPアドレスなど、業務でよく使う形式を選択可能 |
カスタム正規表現の追加 | 任意の書式ルールを自分で定義・登録可能 |
空白許可設定 | 各フィールドごとに空欄OK/NGを設定できる |
チェック結果のブラウザ表示 | NG項目を一覧で表示、理由も明示 |
Excelファイルで出力 | NGセルに色付きでハイライトしたファイルをダウンロード可能 |
実際の利用ステップ
1. ファイルアップロード
画面上でチェック対象のExcelファイルをドラッグ&ドロップ。対応拡張子は .xlsx
のみで、不正な形式の場合は即エラーが返ります。
2. 書式の設定
- 書式プリセットから、各フィールドに合わせた形式を選択(例:電話番号は「携帯(ハイフンあり)」)
- 空白の許容可否をフィールド単位で設定
- 必要に応じて、正規表現で独自ルールを追加
3. 書式チェックの実行
1クリックでチェックを実行。不正データがある場合は下記のように一覧表示されます。
行番号 | フィールド名 | 値 | 判定 | エラー理由 |
---|---|---|---|---|
2 | 電話番号 | 031234567 |
❌ NG | 桁数が足りません(10桁未満) |
5 | 申請日 | 20250732 |
❌ NG | 日付形式不正(yyyy/mm/ddでない) |
6 | IPアドレス | 192.168.0.1 |
❌ NG | プライベートIPは使用できません |
4. エクセルファイル出力
エラーセルには背景色を付与し、修正ポイントがひと目でわかる形式で .xlsx
を出力します。
技術構成
- pandas を用いてデータ処理を統一(DataFrameベース)
- 書式ルールは JSON 定義により柔軟に拡張可能
- Django フォーム + JavaScript により UI 操作も直感的
- 正規表現のリアルタイムバリデーションで人為ミスを防止
本ツールは現在、無料でご利用いただけます。 カスタマイズについてのご相談はこちらへDMでご相談ください